伊那市議会基本条例が制定されました
伊那市議会基本条例が制定されました。
基本条例の内容と経過や今後の課題等をまとめてみましたので、ご覧いただきご意見をいただければ幸いです。
平成22年6月に議会改革特別委員会が議長の諮問機関として設置され、議会基本条例についての検討を重ねてきました。
去る伊那市議会3月定例会において全会一致で可決しました。
市民に親しみ、関心をもっていただけるよう「開かれた議会 わかりやすい議会」を目指し、常に改革に取組んでいきたいと考えています。
制定経過
平成22年6月30日の伊那市議会定例会において、議会改革を図るため議会改革特別委員会が設置され、調査を付託されました。
委員会において、「市民に開かれた議会、信頼される議会」を目指し議員・議会のあり方を再検討しなければならないとの認識から、基本条例制定の方向付けを決めました。
特別委員会の審議経過
本特別委員会では、この件の調査に当たり、委員会を16回開催、長野市・松本市・伊賀市・亀山市の4市での基本条例の制定状況を研修、さらには市民との意見交換会(「議会改革フォーラム」の開催)の実施、そして市報(平成23年12月号)やHPでの意見募集など活動を行ってきました。
基本条例以外での審議内容
開かれた議会とするために、議会定例会開催日程を市役所および各総合支所に5か所で案内表示をし、またケーブルテレビや有線放送で議会開催日程を報道することを依頼し、今定例会より実施しています。
これらの対応により、さっそく多くの方が議会の傍聴にお越しくださいました。
ありがとうございました。
今後の課題
基本条例の制定はゴールではなく、改革に向けてのスタートラインです。条例は改革を行っていくためのひとつの手段であり、この条例を受けて改革を推し進め、市民に開かれた議会、信頼される議会にしていくことが必要であります。
そのため、全議員が条例の理念・基本方針に対しての共通認識をもつことが何より重要だと思っています。
特に課題となる点
○この条例を基に市民との関係で具体的に行動を起こすことです。
特に何らかの方法で市民との懇談会を開催することを前提に、その方法については今後全議員で議論していきます。
○条例に基づく施策実施のための推進組織、制定後の取組を具体的に検討・検証していく組織の立ち上げることです。
改選後に、検証・推進のための委員会等を設置していきます。
○倫理条例制定に向けた検討。
制定にむけ検討することが決定しましたが、審議未了で成立までに至りませんでした。今後も検討していきます。
「改革」は、常にエンドレスです。全議員が一丸となって、市民に開かれた議会、市民から信頼され、頼りにされる議会を目指して活動していきます。
*伊那市議会基本条例は伊那市公式ホームページにも掲載されています。
*当ホームページからもダウンロードできます
(伊那市議会基本条例 - PDF 200KB)