三峰川総合開発事業を視察
伊那市議会では全議員(21名)で、美和ダムの再開発に取り組む三峰川総合開発事業の様子を視察しました。
美和ダムは、大量の土砂が湖内に堆積を続けていることから、土砂流入を抑制することが最大の課題となっています。これまでも貯砂ダムや分派堰の設置をはじめ土砂バイパストンネルを設置する等各種の取り組みを実施してきていることを経過説明していただきました。
そして、昨年27年度からは湖内堆砂対策施設(ストックヤード)建設工事に着手し、今年平成28年度もその事業を継続している様子を視察しました。
議員からは、ストックヤードに貯めた土砂バイパストンネル運用時に下流に排砂すると下流の高遠ダムに堆積するのではないかとの質問や堆砂した土砂は工事用資源として活用はできないのか、との質問がでていました。
美和ダムは、下流域の安全のためにも洪水調節機能を十分に強化していくことが必要であることを全議員が認識できたものと理解しています。